90年代頃に聴いた / "Why Should I Cry For You" が向こうの文化様の「ドラマティック歌謡曲」な曲というのを除いては前の作品より一見地味かもしれない。2,3曲目も情緒豊かな良質な曲ですが、アルバム全体としての印象としては無駄がないように思えます。無駄がなさすぎて消極的というか、こじんまりとした作風に思えなくもないです。
しかし、風邪で熱を出しておとなしくして聴いてた時に、その時の状況と重なって何か理解できた気分になった
90年代のスティングは映画のサントラの曲(レオンのシェイプオブマイハート)などで知られているかもしれませんが、ジャズ・ロックのコンセプトからは離れた印象があります。これにはぼんやりと批判見地があると思しきところで、自分も本音としてはもう少しジャズの演奏者を迎えたようなアルバムを出してほしいところでしたが、ナッシングライクザサンやソウル・ケージも亡くなった両親たちに捧げられた含意があるらしい主旨も含めて家族を大切にしているアーティストなようですし、ブルータートルの夢の頃に出したビデオ中に収録された生の出産の立会で生まれたご子息も少年期でしょうし、時間リソースも含めて例えばライブツアーの演奏で同様のクオリティを維持するのも大変でしょうから、仕方のないことなので忖度の余地を禁じ得ず。それまでのアルバムで満足できれば、それに越したことはこの上ないかもしれません。

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